天井を剥き出しにしておしゃれな空間に!メリット・デメリットも解説

2021.2.17

床と壁、そして天井をリノベーションすると、部屋の雰囲気を大きく変えることができます。

天井には、建物の構造部分である躯体(くたい)に石膏ボードを貼ってクロスおよび塗装で仕上げた「ボード天井」と、躯体や梁をむき出しにする「スケルトン天井」の2種類があります。

今回は、天井をむき出しにすることのメリットやデメリット、リノベーションにかかる費用について解説します。

天井をむき出しにするメリット

天井をむき出しにすると、部屋がおしゃれになるというだけではありません。具体的には以下のようなメリットが得られます。

部屋の開放感が増す

天井をむき出しにすると、既存の天井の位置から20~30cmほど高くなります。これによって得られる部屋の開放感は想像以上です。

天井の仕上げ材の選択肢が広がる

一般的なボード天井の仕上げ材はクロスや塗装に限られますが、スケルトン天井の場合は塗装、珪藻土、コンクリート打ちっぱなしと仕上げ材の選択肢が広がります。

天井をむき出しにするデメリット

天井をむき出しにすることは、メリットだけでなくデメリットもあります。リノベーションを検討するにあたって、事前に確認しておきましょう。

天井裏の空気層がなくなって断熱効果が下がる

天井をむき出しにすることの最大のデメリットは、屋根裏の空気の層がなくなることにより、断熱効果が下がることです。

とくにコンクリート打ちっぱなしの天井は、夏は暑くなりやすく、冬は寒くなりやすいというデメリットがあります。

コンクリート打ちっぱなしは結露が生じることがある

暖められた空気は上へ上へと上昇する性質があります。

天井をコンクリート打ちっぱなしのスケルトン天井にすると、断熱性能の低いコンクリートに暖かい空気が冷やされて、結露が生じやすくなります。

放っておくとカビが発生するおそれがあるため、こまめな清掃が大切です。

天井をむき出しにするリノベーションの費用

天井をむき出しにするリノベーションは、「既存の天井ボードの解体」と「天井をむき出しにする工事」が必要です。

費用の構成をまとめると以下の表のようになります。

天井ボードの解体・撤去にかかる費用 7万円~20万円
配線・配管工事 15万円~30万円
電気設備工事 5万円~6万円
合計 27万円~56万円

上記に加え、塗装や珪藻土を仕上げ材とする場合は、さらに費用がかかります。

まとめ

天井をむき出しにするとおしゃれな空間になる反面、断熱効果が下がって冷暖房効率が低下するというデメリットがあります。

リノベーションを検討するときは、複数の業者に見積もりを依頼して、費用とプランの両方で納得の行く業者を選びましょう。

執筆者:管理者

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